I am

語学&一人旅&読書 etc.について「経験」と「気付き」を共有します。

やり直し英語学習者のおすすめ英単語暗記法〜脳科学的・心理学的アプローチを交えて〜

「もう歳だから単語を暗記できない。」

「単語暗記にあてる時間がない。」

「コツコツやるのが苦手だから私は暗記向きじゃない。」

英語を勉強するのに単語暗記は避けられない…わかっちゃいるが手をつけられない、手をつける気にもならない。そんな方も多いのではないでしょうか。

 

自分なりの暗記方法を確立していくのがベストですが、ここで一つ私の暗記方法をご紹介していきます。私のような「コツコツやれない性質」の方にこそ読んでいただければと思います。

 

私の経験則に大いに基づきますが、ちゃんと後半で脳科学的・心理学的アプローチを交えて解説しておりますので、最後までお付き合い頂けましたら幸いです。

目次

f:id:alooftraveler:20170114231453j:plain

 

 私の英語学習歴はこちら

alooftraveler.hatenablog.com

 

学習フロー

①単語帳一冊をとりあえず一週間で一周する

例えば英単語を一日15個〜20個くらいのペースでコツコツ覚えていく人っていますよね。私はどうしてもそういう勉強の仕方が苦手なんですよね。学生時代もテスト勉強は大体前日に一夜漬けでヒィヒィ言いながらやってましたから。。

英語を勉強しよう!と思い立ったものの、どうしても後手後手になった「英単語暗記」。「全然残りページが減らねー!」と苛立った私がやり始めたのが、

 

一日300個単語を進める(覚えるではない)

 

以前の記事でDuoを紹介しましたが、この単語帳の収録単熟語が2,569個ですので、8日ちょいで終わる計算(一週間じゃないんかい)。

 

私はひたすら紙に書きつつ、発音しながら「作業」を進めました。

 

毎日毎日朝起きると、前日作業した単語がほとんど出てこなくてガッカリするんですが、とりあえずページは一気に進むので一応の達成感はあります。

 

「復習は?」と思う方がいるかもしれませんが、この段階では後ろを振り向くことはありません。前日の復習と当日のノルマを合計すると600個なのでそれはしんどいですしね。

 

②単語帳二周目:最初からリスタート

また最初から単語帳に取り組んでいきます。

もちろん、ほとんど覚えていません。ただ、全く覚えていないこともないはずです。なんとなく覚えているものもあるという状態。

二周目も一周目と同じような流れで進めていきます。

 

③単語帳三周目:単語を覚えにかかる

うっすら覚えている単語の数が二周目よりも少し増えたかな、程度の感覚は持てるかと思います。ここから、書くでも聞くでもなんでもいいので、「単語を覚えよう」という気持ちで取り組んでいってください。

ペースは自分に合ったペースで構いませんが、一ヶ月以内に終わるペース(Duoであれば一日100個)を推奨します。

 

…え、それだけ!!

 

というツッコミが入りそうですが、実はこのフローに暗記のテクニックが隠されているんです。あと、開き直りますが、暗記は根性も大事…。

※三周目に意識して欲しいことをテクニックの後に記載しています

 

隠されている暗記のテクニック

忘却曲線とやる気

忘却曲線」の名前を聞いたことがある方は多いと思います。

学生時代、先生が「忘却曲線」を示しながら、「これこれこうこうだから、翌日の復習は必須!」という使い方をしていませんでしたか?

 

実はこれ間違いです。

 

忘却曲線って本当は、「時間の経過とともに失われる記憶がどの程度か」ということではなく、「時間の経過とともに、「節約率」がどの程度損なわれるか」を示すものなのです。

例を示します。

例えば「ふぬちりおん」という無意味な文字列を、初見で30分で記憶できたとします。20分後に再度見た時には15分で覚えられました。半分の時間で覚えられたので、「20分後の節約率は50%ですね」そういう曲線なのです。

 

心理学者のエビングハウスの実験の結果は以下の通りです。

・20分後には、節約率が58%であった。
・1時間後には、節約率が44%であった。
・1日後には、節約率が26%であった。
・1週間後には、節約率が23%であった。
・1ヶ月後には、節約率が21%であった。

(出典)忘却曲線 - Wikipedia

 

よく見てみると、1日後の節約率は26%で、1週間後のそれは23%とそんなに変わらないですよね。

皆さんは、復習するのが億劫、嫌いじゃないですか?私もそうです。なぜなら前日にやったばかりのことを綺麗に忘れている自分に嫌気がさすから。そういう体験が少しずつ学習意欲を削いでいくんだと思うんです。

大して変わらないから復習は一週間後でもいい!

これが単語帳一周目で復習をあえてしないことにつながっています。

 

②自己効力感

自己効力感とは要するに「自分ならやれる!!」という感覚のことですが、これを高めることは勉強を進める上で大切なことです。

高めるのに必要なことは何か、それは一つに「達成経験」を積み重ねることです。

(参考)自己効力感 - Wikipedia

 

スポーツも出来て、勉強もできる友達っていましたよね。あれも「何かできるようになった!」という達成経験を得る機会が多いため、相互作用で、どんどんできるようになっていくということなんだと思います。

 

少し逸れましたが、ここで強調したいのが、「単語帳一冊をとりあえず終えた」という達成経験が二周目・三周目のやる気を高めてくれるということです。

 

③本気を出すのが「三周目」であること

記憶を司どるのは脳の「海馬」というところですが、記憶として定着させるには、この海馬に「あ、これは必要情報なのね」ということを認識(錯覚)させる必要が有ります。

そのために必要なのが「復習」ですね。

 

一周目、二周目と本腰を入れて暗記に取り組まず、作業的に進めてしまうわけですが、海馬にはしっかり届いてます。単に引き出しを失ってしまっただけです。

 

ここは完全に私の経験則になるのですが、二回目だと弱くて、三回目だといよいよ海馬も「ん、これいるの?」って横目でチラチラ見てきます。

そこでガッツリやることで効率的な記憶の定着が図れるのです。

※本当はソースを示したかったのですが、完全な感覚論ですみません。ただ、「三度目の正直」ということわざがあるように、先人の知恵として、三回目は何か物事が動くタイミングなんだと思うんです。

 

単語帳三周目に意識したいこと

ずばり、単語をなるべく多くの他の情報と紐付けてあげることです。

どういうことかというと、脳の奥深くに閉じ込められている記憶(単語)を取り出せる引き出しを多く持っておくということです。例えば、歴史の年号を覚えるのに「語呂合わせ」を使うことがありますが、あれもただの数字の羅列を別の情報と紐付ける行為ですよね(1192鎌倉幕府成立→いいくに作ろう鎌倉幕府、など)。

 

英単語の暗記でいうと、覚えたい単語の同義語や対義語を一緒に覚えてしまう方法がまず挙げられます。

 

・同義語は、その単語と同じ(もしくはほとんど同じ)意味を持つ単語

 例)"attractive"(魅力的な)と"charming","appealing"

・対義語は、その単語と反対の意味を持つ単語

 例)"urban"(都会の)と"suburban"(郊外の)

 

少し手間がかかるので、どうしても覚えられない単語に出会った時に使ってもらいたいのが、その単語を使って例文をつくってみることです。

 

例えば、"betray"(裏切る)という単語を覚えられない時に、あなたが花子ちゃんに裏切られた経験があったとしたら、"Hanako betrayed me!!!!"と怒りを込めて紙に書きなぐってみるとかですね。。例がネガティブですみません…。

 

「怒りを込めて」と書きましたが、「感情」も紐付けるにもってこいのアイテムです。

実際に私の友人は覚えられないことがあると悔しくて(わざと?)泣くそうです。「あ、あの時泣いた時の単語だ、確か意味は…」って思い出せるそうですよ(笑)。

 

結びに

私の経験を、脳科学的・心理学的なアプローチを交えつつご紹介しました。

どれか一つでも参考になりそうなところがあったら幸いです。

今、私も長らく放置してきた英検一級を取得するべく単語の暗記中です。

一緒に頑張りましょう!

 

 こんな記事も書いています。

alooftraveler.hatenablog.com

 

それでは、Good luck!

 

 

広告を非表示にする