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語学&一人旅&読書 etc.について「経験」と「気付き」を共有します。

一人旅〜カナダ・バンクーバー編③〜

三日目(州議事堂、ロイヤルB.C.博物館)

朝早々にホテルをチェックアウトし、インナーハーバーを起点に街歩きをスタートした。まず朝食を食べにHotel Grand Pacificへ。まだカナダらしいものを食べていない気がして、今日こそはとエッグ・ベネディクトを食べに向かったのだった。感想はというと、最初の一個は(二個出てきた)毎朝食べたいと思えるくらい美味しいのだが、二個も食べると朝食の定番の割には少し重いような気もした。

 

ブリティッシュ・コロンビア州議事堂

しばらく腰を下ろし、インナーハーバーを眺めていた。何も起きないのだが、それはそれで良かった。そのまま夜まで眺めていられそうだった。

 

インナーハーバー①

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州議事堂①

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実はここに来るのは二回目だった。前回もバンクーバー、ヴィクトリアを訪れたのだが、一番脳裏に焼きついたのがこの州議事堂だった。カナダが私の人生を変えたと言って良い。初めての海外だったということもあるだろうが、強く感動して、帰国後すぐに苦手な英語を必死で勉強した。将来は海外に移住すると心に決めていた。

それから10年程経ち、東京で普通のサラリーマンをしている自分が妙に落ち着いてしまったように感じて、もう一度ここに来ようと思い立ったのだった。

 

州議事堂は記憶の中のそれと変わらず綺麗だった。ただ、脳を抉るような感動は無かった。期待値が高すぎたのかもしれないし、海外慣れしたこともあったかもしれない。

 

どれだけの時間いただろうか。なんとなく整理がついたような気がした頃、次の目的地へ向かった。

 

ロイヤルB.C.博物館

この旅で最も印象的だったのがこの巨大な博物館だった。

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テーマは文化人類学といったところだろうか。

特に心に残っているのは、言語と文化をテーマにした展示だった。ブリティッシュ・コロンビア州には、先住のインディアン民族が多数居住している。その多くは独自言語を持っているが、文字を持たない一部の民族は自分たちの文化・歴史を次の世代に口承している。そういった民族の人口が減少するにつれ、言語と同時に口承されてきた文化や歴史までも途絶える危機にあるというのだ。

現地の研究者たちは、それらの記録・保存に努めているという。いずれ民族が消滅する時を見据えて。

英語が世界の標準語と言われて久しいが、その世界を形作ってきた一つ一つのピースを失ってしまっては徐々に世界自体が萎んでしまう気がする。英語はツールだ。アイデンティティをも形作る言語は守っていかなければならない。そんなこんなで日本語を改めて勉強し直してみようと思ったのだった。不思議な帰結だった。

 

外に出ると、空が青かった。この地を離れる私を見送ってくれているかのようでもあった。もう一度インナーハーバーと州議事堂を訪れて、しばらくあてもなく歩いた後、帰路についた。

インナーハーバー②

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州議事堂②

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名前も知らない道にて

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翌日、空港に向かうべくホテルを出た。この旅で一番の晴天となった。

 

 雑記

  • バンクーバーは喫煙に厳しい。街中にはめったに灰皿は無い。ただしそれが禁煙につながっているかというと怪しく、路上喫煙者のポイ捨てタバコが道路のいたるところに落ちている。なお、バンクーバー国際空港内に喫煙所はない。出国手続きの前に外で吸っておかなければならない。
  • カナダは私を変えた。どれだけ変えたかというと、定量的なものだけ示せば1年半でTOEICの点数が580点伸びた(360点→940点)。もしかしたらいずれ記事にするかもしれない。
  • 旅とブログは人を詩人にする。見返すと少し寒気がするが気にしないことにした。

 

一人旅〜カナダ・バンクーバー編〜  fin

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